こどもこころの防災師 育成プログラム
当団体は、「心の災害」・「心の防災」という概念を提唱しています。
この考え方に基づいて、いじめや差別・対立や分断という「心の災害」に対し、子供と周りの大人たちを対象に、「こどもこころの防災師」育成プログラムを作成しました。
避難者が通う学校に於いて、いじめが起こっているとの報道がなされていますが、当団体では、3.11直後より、いじめや不登校の相談に多数対応してきており、報道で問題とされているものは、氷山の一角であることを事実として認識しております。
いじめの問題は、いじめる側、いじめられる側ともに、心の問題を抱えているケースがほとんどで、いじめる側を悪として対応するだけでは、問題の根本は何一つ解決しません。
また、いじめは連鎖して起こり、一つの案件が解決したように見えても、問題が次へと発展してしまう場合が多いのです。
このプログラムではガイドブックを使用し、被害者・加害者・観衆・傍観者という枠を超えた「いじめという心の災害」について、その心理的背景にまで踏み込み、ともに学び、語り合うことから始めます。
お互いの理解を深め、自分と他者を思いやりと共に尊重するこころを育み、いじめが起こりにくい状況をこども達自らが作っていくことをサポートするものです。
これにより、いじめなどの「心の災害」が減少していくことを目的としています。
『こころの防災士』は、誰もが大切にされる希望ある未来を信じ、創っていくことの大切さを、思いやりと共に伝える役割を担っています。
こころの防災プログラム
「こどもこころの防災師」プログラムの対象者はこども達ですが、ファシリテーターが、ガイドブックを用いながら、ワーク形式で展開する形をとっているため、まずは、問題の全体像を理解した大人のファシリテーター(こころの防災師)を育成することから始まります。
●体験オンライン講座●
「こどもこころの防災師」ガイドブック及び当団体の資料を使用します。次のことを学んでいきます。
*心の災害(いじめ、差別、対立等)の背景
*心の災害の予防
*心の災害の対処法
*当事者(被害者・加害者)の心のケア
*和解のプロセス ・・・他
【対象者】
こども達に接する機会の多い方(学校、教育関係者・こども支援団体・避難者支援団体・PTA・児童館・子育てサークル・読み聞かせサークル…等々)
【受講時間】 3時間
【受講費用】 3.000-/人 (5名様以上でお申込みください。資料代・郵送費別)
わからない点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
*『こどもこころの防災師』は、ワークショッププログラムのため、原則として、テキストのみの配布は行っておりません。
テキストのみご希望の場合は、テキスト代1部100円×ご希望部数+郵送料をご負担いただきます。